ザッポス(Zappos) Delivering Happiness Section I Profits

Tony Hsiehのこの本は、3部構成になっています。
今日は、Section IのProfitsを紹介します。
タイトルがProfitsとなっていますが、内容的には、Tony Hsieh氏の子供時代のお話から始まり、高校、大学時代の話が続き、LinkExchangeの会社を創立し、次にZapposに加わるところまがカバーされています。

なかでも、大学を卒業したあと、直にOracleに入社したようですが、直にやめてインターネットのホームページの会社を創立しました。その会社も直に止め、いろいろ検討した末に、LinkExchangeを作ったとのことです。
この会社はご存知のように急成長したのですが、組織が大きくなり、自分が知らない社員が増えるにつれ、仕事に対する情熱が消え、最終的にはMicrosoftに高額な値段で売ることになります。

その後、LinkExchangeを売却して得た大金で、ベンチャー企業への投資家として働いたのですが、それにも熱中できず、最終的には投資先であったベンチャー企業Zapposに参加します。

気心の知れた仲間と一緒に、何かを作り上げる喜びは、お金では買えないもののようです。
LinkExchangeの最後の時期は、会社は急成長しているのに、それとは裏腹に仕事に熱中できないそのギャップが描かれており、個人的には興味深く読むことができました。

それと、学生時代にはいろんなアルバイトをやり、お金儲けに興味をもっていたのに、成長するにつれて、仲間を大切にし、その大切な仲間と何かを作り上げることに価値を見出すようになっています。この彼自身の変化というか、本当に自分が何をやりたいかを自分自身で自覚できるようになっていく過程が描かれており、読んでいて共感を覚えました。

Delivering Happiness

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